各端末でのFlash+Stage3Dの描画性能の比較

Nexus 7を購入したので、
Tegra 3とやらはどれだけパフォーマンスが出せるのか実験したくなりました。

最新のFlashは、Stage3Dを用いてGPUを利用した高度な描画が可能となっています。
パフォーマンステスト用に、
Stage3Dを利用した2D描画フレームワークであるStarlingを使用し、
大量のアニメーションするキャラクターを描画するFlashを自作しました。
これをAIR化しAndroidアプリとして動作させます。
(ネイティブで作れば性能をもっと引き出せるとは思いますが、実験ということで・・・)

今回のパフォーマンステストでは、
安定して60FPSが出せなくなるまでのキャラクター数を求めました。

比較対照として、まずはGalaxy Nexusの場合です。

大体30体くらいでした。
Galaxy Nexusは比較的GPU性能が低いため、
最新のスマホであればこれ以下になるということはないと思います。
(これ用に作れば、大抵のスマホで同様に動作するということでもありますね)

次にNexus 7の場合です。

100体近く表示できました。
キャラクターの描画はGPUに依存しているので、
GPU性能がGalaxy Nexusと比較して3倍以上高いといえます。

ついでに自分のデスクトップの場合です。

600体以上表示できました・・・(GPUGeForce 9600GT)。
流石にデスクトップと比較するのは酷ですね・・・。

限られたバッテリーや放熱で動作させなければなりませんしこんなものかとは思いますが、
それでも携帯端末でここまで性能が出せるようになったということは、感慨深いものがあります。
もう少し性能が向上すればデスクトップも本格的に不要になってしまうのでは、と感じてしまいます。